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風邪






辛い時にいつもそばにいてくれるのは、君


すぐに気付いてくれるのも、君




この先らぶらぶ小説となります
ご理解ある方のみお進みくださいませ







2月の下旬
忙しいこの時期にうっかり風邪引きました
っていっても喉が痛いなーぐらいだったのに祐の帰りを待ってる間に
グラングラン視界が歪んじゃって、気付けばソファーで眠っていた




「しお?」
「…ん、おかえりー」
「ただいま。こんなとこで寝てたら風邪引くでしょ」
「だね」
「ちょっと、声変じゃない?」
「え、そう?変?」
いつもよりちょっと掠れるぐらいなのに、やっぱり音には敏感
「風邪引いたでしょ、ちょっとおいで」
手招きされて、祐の前に立つとおでこをコツンと合わせた
「…やっぱり」
呆れた目で見られて、近い顔にドキドキする
「熱あるじゃん、ほんと何やってんの?」
「…ごめん」



体調管理に煩い祐に散々言われていたのに
これじゃ祐にうつして迷惑かけちゃうね



「ごめん、移すといけないし帰るね」
そういってフラフラする足で離れようとするといきなり抱きしめられた
「ちょ、」
「そんな状態で帰せるわけないでしょ、ほら寝るよ」
「や、うつしちゃうから!」
ベッドに落とされて、上に乗った祐に見つめられる
「何期待してんの?寝るんだよ、しお」
そうにやにやした顔で見られて、一気に顔が熱くなる
「べ、べつにそう言う意味で言ったんじゃないもん、祐のバカ」
「バカー?風邪引くしおのがバカでしょ」
「…ごもっともです」
「ほら、薬飲んで寝るー」
手渡された薬を飲んで、冷えピタをおでこに張られた
「これでよし。後して欲しい事は?」
「ないよ、ありがとう。ほら、もう大丈夫だから」
「なに?部屋から追い出す気?」
「え、だって病人と一緒の部屋はまずいでしょ」
「ここ俺んちだもん、ソファーで寝るなんて嫌」
「…だから帰るってば」
「それはもっとヤダ」



にこにことソファーのそばで部屋着に着替える祐を横目に、眠気が襲ってくる


目をつぶっていると、一気に温かいものに包まれる


「…え?」
「んー寝ていいよ」
「だから祐に移ったら大変でしょー?」
「そんな簡単に移るほど、弱くないし」
「…そういう問題なの?」
「いいからいいから。早く寝なって」
「ん、ありがとう」




ものすごく安心する

祐の体温と匂いは、私の安定剤



夜中に目を覚ますと、祐が手を握っていてくれた

水を飲みに行きたいのに、この手を離してしまうのはおしい
祐の綺麗な顔に触れたくて、感じたくて、つい手を伸ばしてしまう



「…なにしてんの」
ビクッ
触る一歩手前で声をかけてきたエスパー祐也
「なんでわかったの?」
「起きてたの」
「…うそ」
「で?なに取ってきて欲しいの?」
「お水」
「はい、どーぞ」
サイドテーブルにあらかじめ用意してあったペットボトルを渡してくれた
「ありがとう、祐大丈夫?」
「なんの心配?俺はしおの方が心配なんだけど」
くしゃっと私の髪を撫でて、ほほ笑んでくれるその視線に胸がぎゅってなる
「…祐、すき」
「ふふ、やっぱり心配だわ、しおがそんなこと言うなんて」
ご機嫌な祐は私に手を伸ばす



ゼロになった距離と、背中に回った腕、祐の匂い

熱が上がってしまいそうになる


「しお、やっぱりまだ熱あるねー」
「違うもん」
「ん、なにが?」
「祐にドキドキしてるから」
「…なにそれ」
「え?」
「なんでそんな嬉しい事ばっかいうの?」
「ふふ、嬉しいの?」
「せっかく人が我慢してんのに」
「えらいえらい」
祐の髪を撫でると、首を思いっきり噛まれた
「い、った」
「ふん、しおのくせに生意気」
噛んだ場所に舌を這わせる祐は、やっぱりご機嫌みたい
「ちょ、もうおしまい」
「やだ無理」
「も、祐」




これ以上、煽らないで欲しい




「しおのそのもの欲しそうな目見てたら、止められるわけ無いでしょ」




「どうする、しお」
「え…」
「やめていいの?」
「…や、だ」
「ん、聞こえない」
「…やめないで、祐」
「もっと」
「もっともっと、近くにいて」
そう言うと噛みつくようなキスをされた
「最初っからそう言えばいいのに、いい子ぶんなっつーの」

熱い視線にみつめられると、耐えられなくなる
でもいつも、視線を合わせられる
「しお、俺みて」
「む、り」
「見ないとやめちゃうよ」
ゆっくり目を開くと、至近距離で見てる祐と目が合う
「や…」
「熱上がりきれば、下がるって」
とかわけわかんない事言ってるし、そんなのに反論する気力なんかなくて

ただいつも祐を全身で感じるだけ




目が覚めると、もう朝で


好きだよ、可愛いよ、愛してるよ


祐の言ってくれた言葉がまだ耳に残ってるほど濃厚

でも確かに熱はさがったみたい



隣で眠ってる祐は、やっぱり綺麗で消えてしまいそうなほど儚い

だから、この幸せが消えてしまわないように

まだ夢から覚めてしまわないうちに

祐に寄り添って眠っていよう








「しおー」
ごほごほという咳が聞こえて目を覚ました
「え、移ったの?」
「しおのせいだー喉いたいー」
「だから言ったのに。ごめんね、ほら寝てて」

そういってキッチンに向かおうとベッドから出ようとすると
祐に手を引かれた
「今日の夜も楽しみだね、しお」

そういって振りかえったときの祐の意地悪そうな顔

「…仮病でしょ、それ」
「さぁ、どうでしょう」


end
















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みゅさんへ From:しおりん☆


みゅさん、こんばんは
コメントありがとうございます♪

ファンだなんてうれしーい!
こんな私ですがぜひ^^ 仲良くしてください!


リクエストありがとうございます☆
構想練ってみますねーお待ちください^^


ゆりなちゃんへ From:しおりん☆


ゆりなちゃん、こんばんは
いつもコメントありがとねーん☆

ゆりなちゃんの為に書いたのよん^^
気に入ってくれたのならよかったぁ!
風邪治ったみたいだけど、テスト前にあまり無理しないようにね~

祐也が看病に行きますように♪


ikuさんへ From:しおりん☆


ikuさん、こんばんは
コメントありがとうございます^^

言ってましたねーといってもあまり覚えて無くてw
なんとなーくで書いてしまったのでクオリティ低いなとビクビクでした

風邪はひいてないです!
心配ありがとうございますー
いくさんこそ、お仕事お忙しいようですがお身体崩されないようにしてくださいね☆

リアル感出せる様に、また頑張ります♪


読ませていただきました☆ From:みゅ

今回もまたまた
ドキドキしちゃいました(*^^*)
ほんとファンになってます!

リクエストになってしまいますが、
考えてみたのでよければ採用してくださぃ\(^o^)/

シチュエーションは
記念日を忘れてると思ってたら
素敵なサプライズをしてくれた
ってのはどうでしょうか?

クリスマスのと似てしまいますが、
さらにロマンチックな感じはいかがですか?


From:ゆりな


やばばばば゚+。(*′∇`)。+゚
今の自分と重なりすぎて熱上がっちゃいますww
私のために書いてくれた~とか勘違いしちゃいそうです(*/ω\*)
なんだかほんとに祐くんとしおちゃんに看病された気分ww
いや、されたい!!

最後は襲っちゃう祐くんも流されちゃうしおちゃんも可愛すぎますー☆

From:iku

しおちゃん、素敵な小説ありがとう。
先日、祐也も看病にいくって言っていたしリアルな小説だったね。
ホントに風邪とかひいてない大丈夫?気をつけてくださいね。(彼が看病してくれるならひいてもいい?笑)

しおちゃんの小説読んでるとキュンとします。リアル感がたまらなく好きです。
また次作楽しみにしていますね♪







ゆる募集






こんばんはー


昨日はKラジは祐也でしたね♪


突然ですが
妄想キッスが最近萌えがあまり発生しないなーなんて思ってて…


私短編ってまとまりなくなっちゃうから書くの嫌いなんです
でも、ちょっと書いてみたんでアンケート募集します
気に行ったのありましたらコメントしてくださーい

それをKちゃんNEWSに送らせてもらおうと思います☆



ちょこちょこ短編も練習で書いていこうと思うので!
お題だしてもらえると嬉しいかも…


ってことでよろしくお願い致します








パート1
朝起きると祐に抱きしめられたまま眠っていた
その綺麗な寝顔についつい手が伸びる
私が触ったことで、起こしてしまったみたい

「祐?」
「ん、おはよ」
さらにぎゅっと抱きしめられたかと思うと髪を撫でられた

「昨日のしおも可愛かったよ?」
「や、やめてよ」
「なんで?俺だけに見せてくれる乱れた姿、ちょー綺麗なのに」
「もー恥ずかしいからやだ」

そういって離れようとする私にさらに近づいて
ちゅっと口づける

「ねぇ、俺と朝からキモチイイこと、する?」

祐の綺麗な唇から耳を疑うような台詞が聞こえた






パート2
お風呂から出ると何故か不機嫌になっている祐
机の上には置きっぱなしにしていた私の携帯

「祐?どうしたの?」
冷蔵庫から取り出した水を飲みながら祐に近づく
ちらっと私を見ただけで、喋ろうとしない

「ねぇ、祐。何があったか言って?」
「身に覚え、あんだろ?」
そうぶっきらぼうに言ったかと思うとクッションを投げつけてきた
「ちょ、意味わかんない」
そういって携帯を取ってみると、幼馴染の男子から電話が来てた
「もしかして、これ?」
「…こんな夜中に何の用だよその男」
「ふふ、ただの幼馴染だよ?」
「それでも嫌」
ぶすっと膨れてる祐がすっごく愛おしくて、ついにやけてしまう
「ん、言っとく」
「ねぇしお」
「ん?」


「ンッ」
急に顎を掴まれて勢いよくキスされた
「しおは俺のでしょ?フラフラしてんなよ」
鋭い視線で睨まれた後、抱きしめられた

そのまま祐の肩に顔を埋めたのは、真っ赤になった顔を隠したかったから…






パート3

お風呂に入った後のソファーでまったりタイム
そんないつも決まった習慣に祐はゲームを出してきた

「しおーゲームしよ」
「ゲーム?」
「そ。コイン当てゲーム。俺が投げるから、しおはどっちに入ったか当てて?」
「ふふ、いいよ」
そんな簡単なゲーム急にどうしたんだろう

「いくよ?」
コインが高く投げられて祐のどちらかの手に収まった
「はい、どっち?」
「え、っと、んーこっち」
祐の握られた左手を指さした

「本当にこっちでいいの?」
「えーそれ聞くの?迷っちゃうじゃん」
「変えなくていい?」
「んーうん、こっちでいい」

「じゃあ手出して」
祐が優しくほほ笑むのが見えて、手を差し出した
「違うよ、左手」
「え?」
そう言って左手の薬指にはめられた、指輪
「あったりー」


「…え、なんで?」
戸惑う私にゆっくりと祐の顔が近づいて、ちゅっと口づけた
「ふふ、俺のってしるし」

そう言った祐の顔を見て、一生離れたくないと思った


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みゅさんへ From:しおりん☆


みゅさん、遅くなってすみません><

こちらこそ期待に応えることが出来ずすみませんでした。
祐としおのストーリーでも良ければリクエスト送ってください。
少しでも近いものになるよう、努力します!

これから仲良くしていただけると嬉しいです♪

すみません From:みゅ

いきなりのリクエスト
失礼いたしました。

ではしおりんさんと祐の
新しいストーリー楽しみにしていますね\(^o^)/

頑張ってください(・θ・)

みゅさんへ From:しおりん☆


みゅさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

え、全部読まれたんですか!
すごい、なんかすいませんこんなんでw


ストーリー?!!
みゅさんにですよね、えっと…
書きたいのは山々なんですが、どんな方なのかよくわからないまま
勝手に繰り広げてしまうのも違う気がして。
それに「しおと祐」の小説なのでちょっと控えさせてください。

でもそう言っていただけて本当に嬉しかったです!
私の文才がもっとあれば書けたんでしょうけど、すいません><

そうなんですかぁ(*^^*) From:みゅ

しおさんありがとうございます!
他のは楽しくて全て読ませていただきました\(^o^)/

ほんとによろしければなんですが、
私にも何かストーリー書いていただけたらとっても嬉しいです(^-^)

できたらで結構ですので。


みゅさんへ From:しおりん☆


みゅさん、こんばんは。
コメントありがとうございます^^

前に書いた小説は完結してない上に読むに堪えない出来栄えなので><
今は非公開にさせてもらってるんです…すいません。
非公開にしてないものも結構あると思うので
よければそっちだけでも読んでいただければ…

あと追記に短編を結構書いてはいたのですが
カテゴリを変えていないので見つけにくいとは思いますが
何個か書いてると思います☆


お願いします。 From:みゅ

前のストーリー読ませていただきたいんですが、パスワードとかはどうしたら教えていただけるのでしょうか?

みゅさんへ From:しおりん☆


みゅさん、こんばんは。
コメントありがとうございます^^

いつも読みに来て下さってありがとうございます♪
パート1了解です。
私もいっつも寝起きの祐を書くのが大好きv-238
書く回数も多い気がw
萌えポイントが一緒で嬉しいです。

また読みに来て下さるの待ってます♪


まりさんへ From:しおりん☆


まりさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

パート2了解です^^

ikuさんへ From:しおりん☆


ikuさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます☆

パート1了解です^^
3つ応募しちゃうのもいいかも…
でもこんなんでいいのかなーとも不安です><

旅行いいですよねー
それで思いついたのは温泉で混浴なんですが…
R指定になりそうな予感(笑)


ゆりなちゃんへ From:しおりん☆


ゆりなちゃん、こんばんは!
いつもコメントありがとうv-238

どれも良いなんてうれしーい^^
パート2了解です。
私も2好きなのー読まれたいー!!

また読みにきてねん♪



一途な思い





毎日が不安でいっぱい


でもそんな想いを簡単に溶かしてくれる魔法使いがいる


ねぇ、今日も私に魔法をかけてくれる?



この先らぶらぶ小説となります
ご理解ある方のみお進みください










私は大学三年、つまり就活生
始まったばかりなのにすでに浮き沈みが激しくなってる
不安で堪らなくて、最近すっごく涙もろい


祐がスキーに行っちゃった時も、電話では明るくふるまえたのに
ベッドに入って一人では広い空間と温めてもらえない冷え切った指先が虚しくて
すごくすごく悲しくなった

そんな私に祐はきっと気がついてる
おかしいなって思ってる


でもね、私は可愛くない女なの

祐の負担になりたくない
大変なのは、わたしだけじゃないんだから

変なプライドが邪魔をして、素直になれずにいた


「しおー」
「祐、なに?」
「まだ終わんないの?」
「んーもうちょっとで出来あがりそう」
「それ今やんなきゃいけないの?」
「だって明日までだもん」
「俺ひまー」
後ろから抱きしめられたままエントリーシートを書く
私の髪をくるくる指に絡めながら遊んでる祐が可愛くて
もうすこしこのままでいたいって思ってしまう


「コーヒー入れよっか?」
「あ、飲みたいなら私入れるよ?」
「いいから、座ってて」
そういってお湯を沸かしに行ってしまった
離れてしまった体温に、一気に不安が加速する
「ゆ、う」
「んー?ってしおなんで泣きそうなの?」
「…わかんない」
「は?」
「わかんないけど、近くにいてよ祐」
そう言って手を伸ばすと、ぎゅっと抱きしめてくれた


「…最近しおが可愛すぎてどうしよう」
「え?」
「俺に甘えてくれるようになったの?」
「…迷惑?」
「まさか。いい加減キレようかと思ってたとこ」
「なんでよー」
「だって俺彼氏じゃん?」
「ふふ、なにそれ」
「可愛い可愛い彼女が悩んでるの見て見ぬふりすんのがどれだけ大変だと思ってんだよ」
「そうだった、の?」
「そう。スキー行ってた時も、電話で泣きそうな声で話されたら
飛んで帰って抱きしめてやりたかったよ」
「でも、」
「でもしおがそんなの望まないだろうなって」
「…」
「俺しおのこと、わかってあげれてる?」
「…うん」
「好きなきもちが暴走しそう」
「ねぇ、祐」
「んー?」
「お湯、平気?」
「…やっば」


そういって離れた時、もう怖くなかった

ちゃんと話さないと思いはわからない

私の想いは、いつだって祐は受けとめてくれる

ちゃんと、わかってくれてる


「ねぇしお」
「なに?」
「コーヒー飲んだら一緒にお昼寝する?」
「…する」
「ぎゅーぎゅーして寝る?」
「…してあげてもいいよ」
「ん、じゃあ俺が勝手にする」
そういって私の横に座った祐に寄り添った



悩み事って人それぞれで、抱えてる大きさも違う

だからこそ、寄り添っていたい

私は一番の味方なんだよって、ずっとずっと一緒だよって

ねぇ祐、ちゃんと伝わってる?




「祐、…好き」

「ん、知ってる」


そういって顔を見合わせてほほ笑みながら、ゆっくり唇が重なった


end

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願い




なんでもいい

どんなことでも我儘きいてあげたくなっちゃう


これって、いけないこと?




この先らぶらぶ小説となります
ご理解ある方のみお進みください













最近、海外でのお仕事が多くってしばらく会えないことが多い

だからか帰ってきた時の甘えようが半端じゃない

でも毎日電話してるのに、やっぱり会いたくなっちゃうの

それは、祐も一緒?


「しおー」
「はいはい、今度はなに?」
仕事から帰ってきた祐の洗濯物を干してたら、後ろから抱きしめられた
「奥さんみたい」
「もーさっきからなんなの?」
私のそばを離れない祐は3歳児みたいで面白い
「だって一緒にいれくれないから」
「祐がやらないからでしょー もー邪魔だから座ってて」
「やだ」
「なんでー?」
「しおと話してたいもん」
「ふふ、じゃあ旅行の思い出話聞かせて?」
なんだか子育てをしてる気分になる、せめて奥さんでいたい


「しおー眠いー」
まだ時差になれないのか夜眠れなかったらしく、まだ3時なのに眠そう
「気にしないで寝て?気が散るなら帰ろうか?」
そういうとあからさまにムスーっと怒ってしまった
「しおが帰るなら寝ない」
「なんでよー」
「一緒に寝て」
「私眠くないもん」
「眠くなくても一緒にベッドに入ってくれればいいじゃん」
「えーもしやそれ目的?」
「ギク」
あからさまに声に出してアピールしないの
「もー」
「だって俺夜サッカーだから一緒にいれないんだもん」
「ふふ、だからって」
「もーなんで笑うの」
祐も一緒に笑ってくれるから、なんだかもっと嬉しくて

「笑いすぎ」
そういって抱きしめてくれる温かさに包まれると、やっぱりそばにいて欲しいと思った


「しおーあったかい」
「祐の方が温かいよ、本当に体温高いよね」
「そー?しお冷え性だもんね」
「うん、寒くって眠れない時あるもん」
「だから俺がそばにいるんじゃん」
「うん、祐がいっつもあっためてくれるもんね」
「急に冷たい足絡ませてくるからビビるけど」
「ふふ、どんな反応するかと思って」
「ムラムラする」
「なんでよ」
「だってオッケーサインかと思って」
「変態」
祐のほっぺをむにっとつまむとそのまま二人で笑った
「お昼寝したら、ご飯食べよう」
「そうだね、肉じゃが作ってあるよ」
「まじで?ちょー楽しみ」
「ふふ、言うと思った」


一方通行の思いなんかじゃない

ちゃんと一緒だよね


「ねーねーしお?」
うとうとしてる時に声をかけられた
「ん、なに?」
「あいしてる、よ?」

眠りに着く合図みたいに、大好きな心地よい体温に包まれて目を閉じる

祐がきっと嬉しそうに微笑んでいることを想像して


きっと私は世界一幸せ


起きたら私も言わなきゃ


祐、私もあいしてるよ、ってね

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眠りに着く前に




一日の終わりに、愛をささやいて欲しい

一日の始まりに、愛情たっぷりのキスをして欲しい


こんな我儘、聞いてくれないよね?




この先らぶらぶ小説になります
ご理解のある方のみお進みくださいませ
















祐と一緒にいると、何もかも同じようになってくる

好みのもの、食べ物とか習慣とか口癖とか


それがなんだかお揃いみたいで照れくさい

あーこれ考えてるんだろうなっていうのがすぐわかっちゃう

祐はどうなのかな?

私の事、ちゃんと見てくれてる?



「しおー?」
「なに?」
キッチンでホームベーカリーを焼くのにハマってる私はそれを眺めてるのが楽しい
祐のマネージャーさんからいただいた
「そんなとこいないでこっち来て」
ぎゅーっと手を繋がれて引っ張られる
どーせ本が読みたくて膝枕してもらいたいだけでしょーが

「しおここに座って?」
私専用のクッションを抱かせて座らせる
それはいつも決まった場所で、同じぐらいの時間
二人でお風呂に入ったあとのリラックスタイム
私はテレビを見てることが多いけど、祐は本を読んだりゲームしてることが多いかな
私はゲームの面白さがまったく理解できないんだけど
「しおーポケモン言える?」
この間お仕事から帰ってきての第一声がこれで焦った
「言えません」
そういうと悲しそうに見つめられた
「えー今日盛り上がったからしおにもおすそ分けしようと思ったのに」
横浜での出来事でしたら私も知ってます


こんな感じで大抵意味不明なことが多いけど
意味もない普段と変わらない毎日がどれだけ大切なことなのか見に染みる
こうやってすごせることに感謝しなくちゃ


考え事をしてると、ふいに視線を感じた
「祐?どうしたの?」
「しお観察してた」
「ふふ、面白くないでしょそれ」
「面白いよーしおが何考えてるのか当てるの」
「えーじゃあなに?」
「明日のお弁当」
「…正解」
「でしょ?俺明日は午後フットサルだから作ってね」
「いいけど、ご飯食べに行かないの?」
「行くかもしれないけど食べない」
「えーそれ空気読めないって言うんじゃないの?」
「俺KYじゃないよ。しおのお弁当食べたいだけだもん」
「…そっか、ありがとう」
よくわからないけど、食べたいなら作ります


「あ、しょうが紅茶飲もうっと」
最近お風呂あがりの飲むのにハマってる。新陳代謝もあがるしオススメ
「またー?」
「祐も飲む?」
「おいしいの、それ」
「美味しいよ。祐も飲んだら?疲れも和らぐよ」
「じゃあ飲む」
そう言って私の上からどいてくれた
あとちょっとで焼きあがるパンも楽しみでうきうきする
さすがに夜は食べないけど、焼き立ての匂いは食欲抑えるの大変
「祐ハチミツいる?」
「いるー」
ソファーに寝転んだまま返事をする
お揃いのスウェットに身を包んで、お揃いのスリッパで、お揃いのマグカップ
最初の頃は祐の集めぐせに若干引いたけど
慣れるとそれが当たり前になっちゃうんだから不思議
「はい、どーぞ」
目の前のテーブルに置くとちらっと目線を私に向けてほほ笑んだ
そしてそのまままた本に目線を変えてしまった
どうやらいいところらしい
悩殺スマイルにやられながらも平然と紅茶を飲む
うん、美味しい

「終わったーすげー感動!しおも読んで読んで」
そう言って床に座ってソファーに寄りかかっていた私に抱きついてきた
「ちょ、あぶな!祐、紅茶持ってるんだから」
「あーごめんごめん。俺の取って」
全然悪びれない
「可愛く言って?」
「えーそんなの言えなーい」って女声で遊ぶ男24歳
「気持ち悪い」
「ひどーい」
そういって紅茶をフーフーして飲む24歳 可愛すぎる


「正月太りしちゃったー」
「そう?わかんないよ」
「うっそだー顔丸くなったって言われたもん」
「誰に?」
「誰、だっけかな?」
「ふーん言えない奴なんだー」
「違うもん、忘れたんだもん」
「へー忘れるぐらいなんだから気にしなくていいよ」
「…うん」
「しおはそのままで十分可愛いから」
「そんなこと言ってくれるの祐だけだよ」
「俺以外に言われてたら怒る」
「ふふ、そっか」
「しおの鈍感ーきらーい」
「私も祐きらーい」
「へー本当に?」
「え?」
「俺のこと嫌いとか言っていいの?」

急にマジな顔になって言うから何事かと思う

「スキ、に決まってるでしょ」
「…」
いきなりソファーに引っ張り上げられると、正面で向き合った
「しおちゅーしたい」
「うん」
「でも今しおが嫌いとかいうから傷ついた」
「…ごめんね」
ってか私も言われてるんだけど
「だからしおがして」
「はい?」
「俺のこと好きって証明して」
ぎゅって手を握ってくるあたりで彼は本気なんだと思う
そんなに急に不安になるものなの?
「祐は私のこと本当に好き?」
「当たり前でしょ」
「ふーん」
そういって油断してる隙を見てちゅっとキスをした
「へ、」
「ふふ、これでわかった?」
「やだ、足りない。もっとして」
「おしまい。祐眠いの?」
「眠くない」
「そ?私眠くなってきたから寝ようかなぁ」
「じゃあ俺も寝る」
「ベッドでお話する?」
「する」

寝る前になると必ず甘え度が増す
普段から甘い雰囲気に持って行きがちだけど、夜はもっとひどい


入りたてのベッドは冷たくて余計に祐の体温が心地よい
だから無性に近づきたくなる 祐を感じていたくなる
「しおって意外と甘えん坊だよね」
「祐には負ける」
「ふふ、なにそれ」
「祐って赤ちゃんみたいな匂いがするー」
「うそー」
「本当。ちょーいいにおい」
「しおもいい匂いだけど?ってか俺ら使ってるもん一緒じゃん」
「ボディクリームまで私の使うもんね」
「だってあの匂いしおの匂いだから俺も使いたいじゃん」
「意味わかんなーい」
祐の腕に絡みついて手を握る 強く握ると握り返してくれるこの瞬間が大好き
「この間優奈とケーキ食べにいったんだけどね」
「しおって本当に甘いものすきだよね」
「だって美味しいんだもん。祐も好きでしょ?」
「しおの方が好き」
「はいはい、それでねそこのチーズケーキすっごく美味しくてね!って聞いてる?」
「しおが話変えるからー」
「それで拗ねてんの?」


いきなり腰に手を回して一気に距離を詰めたかと思うと、噛みつくようなキスをされた
「ちょ、祐」
「しおが悪いからおしおき」
「や、だぁ」
こうなったらもう止められない
祐の甘い愛のしるしを全身で受けて二人で手を繋いで眠る
だれにも邪魔されない 祐と私だけの空間


「ン…」
ふいに目が覚めると、隣に祐がいなかった
「え、祐?」
なんで?こんな夜中にどこ行ったの?
不安になって探しに行こうとベッドから出ようとすると祐が部屋に入ってきた
「あれ、しお起きたの?」
「ゆ、う」
ぎゅっと抱きついてしまったのは
本当に体が勝手に動いてどうしてもそうしたかった
「しおー冷えるから中入ろう」
なだめる様に背中をポンポン叩かれて一緒にベッドに戻る
「祐、どこ行ってたの?」
「ん?あぁ喉乾いたから水取りにね。しおも飲むでしょ?」
「…飲む」

わざわざ蓋を開けて渡してくれた
そういうところ大好き


「ん、もう大丈夫」
「はい、頂戴」
ベッドサイドに置くと祐に引き寄せられた
「しおが途中で目覚めるの珍しいね」
「祐が途中でいなくなるからだもん」
「うん、ごめんね」
「ちゃんと一緒にいてよ?」
「ん、いるよ」
「離れちゃ、やだからね?」
「わかってるよ、手繋いでるから」
祐の腕の中に入れられて、手を繋いで眠る
これがないと、眠れない

「寝起きのしおが一番甘いよね」
「ん?そう?」
「日ごろのツンデレが嘘かのようにね」
「別にツンツンしてないもん」
「適度にデレてるから大丈夫。そこが可愛いんだけどね」
「祐はいっつも意地悪」
「しおが可愛いからつい」
「でも祐も寝る前甘いじゃん」
「だって眠いんだもん」
「ふふ、何それ」


「朝ご飯なに食べたい?」
「んーしおが食べたいもの」
「じゃあ久しぶりにパンケーキ食べたい」
「いいね、じゃあ一緒に作ろう」
「うん、約束ね」
「じゃあバナナヨールグトも付けてね」
「ふふ、わかってるよ」



明日の予定を一緒に決めて、一緒に過ごす

こんな時間が何より大切で幸せなの




ねぇ祐、伝えきれてるかわからないけど

いつも祐のことだけ想ってるよ

祐の幸せをいつも願ってるよ



だから祐も、ちょっとでもいいから私のこと想ってね


これからも一緒にいれるように、願ってね



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プロフィール

しおりん☆

Author:しおりん☆
手越祐也くんを心から応援しています

大好きな大好きな彼が毎日笑顔で過ごせるように
たくさんの愛に包まれて過ごせるように
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