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その言葉がなくても




愛をささやくのが最大の愛情表現だとは限らない

でも私は子供過ぎたから

確かな証拠がいつだって欲しかったの

…ごめんね


こんなめんどくさい女、もういらない?



<続きは妄想小説となっています。ご希望の方だけお進みくださいませ>












ベットの中には男女がふたり

そりゃもちろん間柄は彼氏と彼女なわけ

でも背中合わせで眠ってるふりをしている二人は、喧嘩だろうと誰が見ても思うだろう



祐也が悪いのよッ!
毎晩サッカーだの仕事だので遅く帰ってきて、あれ起きてたの?
なんてどーでもいいみたいにすっとぼけてるんだから

…祐也がモテるなんてわかってる
幼馴染なんだから、いつだってチヤホヤされて育ってきたアイツのことなんか丸わかり
だから逆にイヤなの
一緒にいた時間は長いけど、付き合いだしたのはほんの3カ月前
だからそれまで遊びまくっていた現状を知ってる立場じゃ
あたしなんか、いつ捨てられるかわからないんだから…


1時間前にさかのぼると…


ガチャっと悪びれも無く普通に鍵を開けて入ってくると、少し驚いた顔で目があった
「あれしお、起きてたの?」
「お帰り、遅かったね」
「ただいま。あー疲れた」
サッカーして散々遊んで帰ってきたくせによく言うよ
「お風呂は?沸いてんの?」
「あ、もう沸くと思う」
「そう」
それが当たり前だと勘違いしてるこの男はれっきとした彼氏
別に家政婦さんでもセフレでもない、と自分では思っている

15分ほどであがってきた祐也は
タオルを腰に巻いたままで普通にあたしに抱きつく
「しおー早くシよ」
あたしの意見なんかまるで無視
自分のしたい時にしたいようにする本当に意味不明男
顔がいいからって調子に乗ってんじゃないの
「いや」
「なんで?」
クリクリな目で首をちょっと傾けて聞けばそれで済むと思ってる達の悪い男

「お話しようよ」
「えー別に話すことなんかないもん」

ほら、ね
やっぱりあたしのことなんかどうでもいいんだ

「そっか」
「しお?」
「じゃあすることないんならさっさとセックスして寝ようか」
「…何その笑顔、きもい」
…自分では綺麗に笑えてたと思うんだけどな
「そ、か。じゃあ今日はやめとこうね。顔見なくて済むように祐也の方見ないし」

傷ついてるなんておかしい

彼の一挙一動に惑わされるのなんて、出会ったときから慣れてるはずなのにな

付き合ってからその当たり前なことが、出来なくなっちゃったよ

柄にもなく、傷つくようになっちゃったよ


「シないの?折角早く帰ってきたのに」
「ッツ」
もうやだ、死にたい
セックスすればいい、それだけのために同棲してるの?
帰ってくる時間も、会う時間を削ってまでするサッカーも何一つあたしには教えてくれない
あたしがいる意味って、あるのかな?

「今日のしお変だよ。なんかあんの?」
「別に」
「あっそ」

「俺明日早いから寝るけど、どうすんの?」
「あ、寝る」
「じゃあ電気消して」
さっさとベットの中に入って背を向けられてしまった
「…おやすみ」
「んーおやすみ」

涙がこぼれるのを必死で我慢する
ここで泣いたらさすがの祐也でも気付くだろう
だからぜったい泣けない

眠りにつくのが早い祐也が寝たのを確認して、するりとベットを抜け出す
「ふぅ」
ソファーに座って温かいココアを飲んでるとやっと落ち着いた
最近、我慢するのが当たり前になっていた

前はもっと言いたいことも言えてたのに
嫌われるんじゃないかっていう概念がいつも頭にちらつく
「大丈夫、だよね」
「何が?」
ビクッとして振りかえると祐也が眠そうな顔で立っていた
「ごめ、起こした?」
「別にいいけど、眠れないの?」
「…うん」
「最近眠り浅いし、どうした?なんかあった?」

この言葉だけで涙が出るほど嬉しかった
見ててくれたんだって

「しってたの?」
「何年一緒にいんだよ。ほら、言ってみ」
「…やだ」
「は?」
「自分で気づいて」
「…はいはい」
ポンポンと頭を撫でるのは、いつもあたしをなだめる時に使っていた
「ほら寝るよ」
そう言って一緒にベットに入ると、後ろから抱きしめてくれた
何日ぶりかのその温かさに、久しぶりに安心して眠ることが出来たんだ

朝起きると、欲しかった温もりなんかなくて、ぽっかり空いた冷たくなった空間だけが残ってた
「また黙って出てったのか」
起こしていいって散々言うのに、絶対起こしてくれない
「会いたいって、なんでわかってくれないのよ」
一日の始まりに顔を合わせたいだけなのになー

ゆっくり仕度して会社へと向かう
上司の機嫌を伺って、オバサンの愚痴に付き合って、聞きたくもない同僚のノロケを聞く
そんな感じで一日は終わるわけで…
仕事を覚えるのが得意な私は、いつも定時あがりだ
…そのせいでアイツを待ってる時間が増えるんだけどね

でも私が帰ると、玄関にアイツのくつがあるのを確認して心底驚いた
リビングのドアを開けようとすると、中で電話してる声が聞こえた
「今?ひとり。大丈夫だって、バレてない」
何が?なにかバレちゃいけないことでもしてるの?
「ちゃんと愛してるよ。はいはい、顔見ても言うからさ」
…え?浮気?
静かに玄関を出て深呼吸する
大丈夫、大丈夫
こんなの今までだって見たことあったし、散々聞いてきた話じゃない

私だけしか頼れる人はいないって思ってきた
愛に飢えてるのは会った時からわかってたから、いつだって優しくした
…利用されてたのかな
ただのパシリ程度だったら自分イタイな…

しばらくぼーっとして、玄関の戸を開けた
「ただいまー」元気よく、ばれない様に
「おかえり、しお」
優しい笑みでわざわざ玄関まで迎えに来てくれるなんて不吉だ
「どうしたの?早かったんだね」
「うん、撮影早く終わったの」
「そっか、ご飯ちょっと待ってね。おなか減ったでしょ?」
「うんすいたー早くしおのご飯食べたい」
そういってぎゅーっと抱きついてきた
「どうしたの?今日は甘えんぼなんだね」
「そんなんじゃないけど、なんとなくしおが元気無いなって思って」
元気なくしてるのはあなたですけど、とは言えないから
「そう?今日上司にちょっと怒られちゃってさ」
「大丈夫?しおはヘマするなんて珍しいね」
頭を撫でてくれる祐也を見上げると、悩殺されるような笑みで見つめられる
本当に、この人は笑顔で人を殺せると思う

「ありがとう。着替えるから、離して?」
「やっぱり変」
「え?」
「いつも俺が離すまでずっとすり寄ってるのに」
「…ごめん、疲れてんの」
なんなのこの自己中男 ほんとうに男な訳?
部屋に入って着替えてると、当然のごとく祐也が入ってきた
「しお」
「なによ」
その声からして怒ってるのが目に見える
「こっち向けよ」
「いや、今着替えて」
ぐいっと引っ張られ、祐也の胸に勢いよく飛びこむかたちになった
「痛いんだけど」
「好きって言え」
ぐっと顎を持ちあげられて、冷めた目で見つめられた
「な、なによ」
「いいからおねだりしろよ」
この変態男!
あたしじゃなかったら引いてるぞって意外とこのSがいいって評判なんだっけ
「なんであたしがおねだりしなきゃいけないのかしら?」
満面の笑みで逆に対抗する
「しおのくせに俺に反抗するの?お仕置きされたいんだね」
「ちょ、そんなこと言ってな」
「じゃあ存分にシてあげるから。俺も昨日からおあずけくらってるわけだし」
つまり理由はそれだけだろーが 人を巻き込むな
「ご飯」
「そんなの後でいーよ。ほら集中して」
熱いキスを降り注がれて、何も考えられなくなる
だから、嫌なのよ
言葉とは裏腹にやさしい手つきに、愛されてると実感してしまうから

寝息を立てて、可愛い顔で寝る祐也を眺めてから熱いシャワーを浴びた
本当にもぅ、すぐ流されるんだ
…本当は嫌じゃないから本気で抵抗出来ないんだけどね
夕飯を丁度作り終えたところで祐也が起きてきた
…恐ろしく嗅覚が鋭いらしい

「ご飯出来たよ」
「ん…」
寝起きが悪い祐也はシャワーを浴びて戻ってきた
「わーい俺和食の気分だったんだ。さすがしお」
「まーね」
「ん、うまい」
「それは良かったです」
ふふ、とほほ笑み合って一緒に他愛もない話をした
こうやって一緒に過ごす時間がいつもたくさんあればいいのに
不規則だとそうもいかないから、難しい

「しおー」
「どうしたの?」
「俺、しおのこと愛してるよ」
クラクラする甘い言葉なのに、さっきの電話がフラッシュバックして泣きそうになった
「あ、うん。ありがとう」
上手く笑えなくて、見ていた雑誌に視線を戻して
「?しお、こっち見て」
「いや」
「どうしたわけ?しおも言ってよ」
「…うん」
「なんで言ってくれないの?」
「後でね」
「それ俺の目見ていって」
肩を掴まれて視線を合わせると、目を見開く祐也
そりゃそうだ、私が号泣してるなんて今まで見たことないだろうから
「え、しお?」
「離して」
「ちょ、待ってよ。意味わかんない」
「い、いいから」
「詩織」
流れでる涙を拭き取りながら優しく聞いてくれた
「大丈夫、言って」
「…いや」
「しお」
手を広げて向かい入れてくれてるのに、意地っ張りな私は素直に行けない
「ほーら、早く」
ぐっと腕を引かれて祐也の膝の上に乗る形になってしまった
「ちょ、降ろして」
「言うまで離さないよ。ほーら言って」
「…」
「しおが泣いてたら俺も悲しいよ」
そういって眉を下げて泣きそうな瞳で見つめられると、私が悪い事をしているように見える
「ちょ、なんで祐也が泣くのよ」
「だってしおが泣くからじゃん」
「それはアンタが」
「へーやっぱり俺のせいなんだ?しおが泣くなんてよっぽどだね」

「でんわ…」
「電話?」
「あたしが帰ってくる前、誰と電話してたの?」
「っつ!」
それを聞いて目を見開く祐也の顔に、傷つかない振りが出来なかった

ポロポロ流れてくる涙をみて、祐也が一気に顔を歪めた
「しお、聞いてたの?」
「ごめん、聞くつもりはなかったんだけど」
祐也の視線に耐えられなくなって私は視線を落とした
「じゃあ一端家から出たってこと?わざわざ今帰っていた振りをして?」
「…うん」
「本当にしおはバカだね」
「なッ」
勢いよく顔をあげると意地悪そうな顔をした祐也が待ってた
「…え?」
「なんでしおはそんなに可愛いの?」
「…は?」
「それで?説明してほしい?」
かわいこぶってるその仕草にいつもはキュンってなるけど今はなんとなくイラつく
「…」
ぶすっと黙り込む私を見て、嬉しそうに私の頬を撫でた
「本当にしおは可愛いよ」
「…うっさい」
こういう甘い雰囲気は嫌いじゃない、いやむしろ好きな方だけど…

「あのねー電話の相手は詩織のお母さんだよ」
「…は?」
「俺がしおのママと仲いいの知ってんじゃん」
「そうだけど」
「二人で秘密の計画立ててたのに、しおが焦るからー」
そういってほっぺをツンツンしてくる
「意味、わかんない」
「これでもわかんない?」
そういって私の左手をとって、指輪をはめてくれた

「え?」
「しお、お誕生日おめでとう」
「…うそ」
「しおが誕生日忘れてるの知ってたよ」
「…ってかあんたがカレンダー全部捨てたのって」
「うん、ごめんね」
にこにこしながら、あたしの反応を待ってる
「…嬉しい」
「うん」
「ありがとう」
「うん」
ちゅっと恥ずかしいけど祐也にキスをした
「ふふ、照れてるね」
「あたしは祐也みたいに出来ないの」
「はいはい」
髪をいつもみたいに撫でてくれるのが心地よくそのまま胸に寄りかかった
「祐の匂い好き」
「しおの匂い好き」
ふたりでくすくす笑って、ちゅっとまた口づける
「だって俺達同じ匂いだもんね」
耳元でそう囁いて、ぎゅっと抱きしめた

「ベットいく?」
ストレートにしか言葉を発せられない万年発情期男
でも素直に気持ちを表すのもいいかもね
「…だっこして」
首にぎゅって捕まると、壊れものを扱うみたいに優しく抱き上げてくれる
こんな風にいつも一緒だったっけ
祐也の瞳に映ってるのはいつだって私でいたい
一緒にいる時間も、ご飯を食べる時も、二人で一緒に堕ちていくのも…
ずっとずっとこれから先も、永遠に




「俺はもっと前からしおのこと、愛してたよ」


「あたしも」



…これからも甘い言葉を囁いてね
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カテゴリ : 【ラブラブ小説
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私は祐也を信じるだけです。

どうかたくさんの方が笑顔でいれますように。

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