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気付いてるの?第一話




ねぇ、気付いてる?

それとも本当にわかってないの?


…いいけげん、教えてよ



これから小説になります
ご理解ある方のみ、この先お進みください












本当にこの男はッ!

大っ嫌い

だなんて口が裂けても言えない状況な訳で…


「しーお 今どんな状況かわかってる?」
「うん」
「言ってみて」
「…」
「早くー 襲うよ?」
可愛い顔して今にも飛びかかってきそうな形相で見てる
「…祐也があたしの上に跨ってて」
「跨ってて?」
「…怒ってる」
「そう、とーっても怒ってんの」
「だからごめんねって言ってるじゃん」
「そんなんで許すと思ってんの?」
笑顔の裏って本当に怖い

数時間前に遡ると…


久々にサークルの吞み会があって、祐也は仕事があるからいいかなって思ってて
スーは祐ママに預けてたから心配ないし
私だって同年代とどうでもいい話をして気を紛らわせたかったの

最近祐也は忙しそうだし、楽しそうだし
何にも変わらない自分に嫌気がさしてたの
何かしなきゃ、何か考えなきゃと気持ちばかり焦って何も変わらない

祐也に相談することも友達に言うことだって出来ない

どうすればいいっていうの?

「詩織ー久々に飲みきたんだ?」
「うん、暇だったから」
「いつも何してんの?バイトそんな忙しかったけー?」
「色々」
「詩織って秘密主義者だよなー」
すでに酔っぱらった同期の隼人はいつも以上に絡んでくる
「ほら、あんたはあっちで先輩の媚でも売ってなさいよ」
「やだあんなババァ」
くすっと笑うと隼人が目を見開いて覗きこんできた
「…なに」
「詩織のツボがいまいちわかんない」
「あたしだってくだらない事で笑うわよ」
「いつもこの世の終わりみたいな顔してるから心配してたんだ」
「…そう?」
「まぁ周りは見てないのかもしれないけど。俺は見てるから」
「…」

こういうのは女はすぐに気付くもの
隼人が並み以上の顔の持ち主なのもわかってるし、仲間想いでいい奴
でも祐也以外は絶対に無理
それに今ここで気まずくなるのも嫌だ

「隼人って彼女いなかったっけ?年下の」
「…別れた」
しまった、地雷を踏んだ
「詩織は良い人居ないわけ?」
「あたしいないなんて言った覚えないんだけど」
「は?」
「な、なによ」
「そんなの聞いてないんだけど」
「だって今初めて言ったんだもん」
「…最悪」

ごめんね、これ以外上手く思いつかなかったの

「…そろそろ帰ろうかな」
「まだ20時じゃん、早くない?」
「犬預けてんの。取りに行かないといけないし」
祐ママと話すと長くなるから早めに行かないといけないし
「犬飼ってんの?家ダメじゃなかった?」
「彼氏がね」
「…駅まで送ってくよ」
「え、いいよ」
「いいから」
これ以上続くのもめんどいから黙ってると勝手に荷物をまとめていた

店の外に出ると寒くて、お酒で火照った体が急激に冷めていくのを感じた
祐也は何してるのかな?もう仕事終わったのかな?
今日はサッカー行っちゃうのかな?
そんなことばっかり考えて、いつも寂しくて死にそうになる

いつだって一緒にいれたらいいのにね

気持ちが離れなければいいのにね

「…聞いてる?」
「あ、ごめ」
散々祐也のことを考えていたら全然隼人の話を聞いていなかった
「ごめん、何の話だっけ?」
「…いいよ、大した話じゃないし」
「そんな怒んなくても…」
「詩織はその彼氏のことすっげー好きなの?」
「うん、好き」
「大切にされてんの?」
「されてる、と思ってる」
「ふーん」
「そういえば先週のフラ語のノート貸したの返してよ?」
「そうやってすぐ話をそらす」
「…気のせい気のせい」

ぐっと腕を掴まれて隼人と向き合った
「俺の気持ちに気付いててそうやってシカトし続けやがって」
「あからさまに避けてんのがわかってんなら空気読んで」
「嫌だね、絶対諦めない」
「あんなたらもっとお似合いの子いるでしょ」
「幼馴染の絆なめんなよ」
「あたしは思ったことないけど」
「じゃあ今ここで思いしらせるって言ったらどうする?」
顎を掴まれて唇が近づく

どうしてこうも上手くいかないんだろうか
こいつだけは友達のままでいたかったっていうのに

とっさに顔を避けたからおでこで免れた訳だけどそんなの許さない

パンッ
あたしの平手が見事命中して隼人があたしから離れる
「調子に乗りすぎ」
「…ははッお前思いっきり殴りすぎ」
「こっちだって痛いんだからおあいこでしょ」
「はいはい。すいませんでした」
「…」
こっちこそごめんね、なんて言えなかった
言ったらたぶん拉致られて犯されてただろう
隼人は昔からプライドの高いお坊ちゃんだったからね

「もうここでいいから。駅見えてるし」
「はいはい、そんな警戒しなくてももうしないよ」
「そうじゃなくて、飲みに戻った方がいいよ」
「え?」
「酔った勢いだったってことで忘れてあげるから隼人も忘れな」
「それが答えってこと?」
「うん」
「わかったよ。大丈夫」
「じゃあまたね。おばさんによろしくね」
「ん、伝えとく」
そう言って先に歩きだしたのは隼人
幼馴染の絆が強いんなら今まで通りお隣さんを演じてくれるでしょ

駅に着くと携帯がなった
「もしもし」
「しお?迎えに来たー」
「え、本当?どこにいるの?」
「うしろ」
振り返るとにっこにこの祐也が後ろに立っていて、その笑顔に違和感をおぼえた
「…祐、どうしたの?」
「寒いから早く車に乗ろう」
そう言って押しこまれた車内で恐ろしいほど空気が重かった
「…」
「ごめんね、いつから待ってたの?」
「んー10分前からだよ。そろそろしおが出てくると思って」
「そうなんだ、待たせてごめんね」
「待ってる間になにしてたの?」
「…え?」

もしかして、見てたの?

「祐、もしかして居酒屋の前にいたの?」
「…違うよ」
前待ってて怒られたから嘘ついてるんだ
「隼人とは何にもないって前にもいったでしょ?」
「…じゃああのキスはなんなんだよ」
「あれは隼人が酔っぱらってしてきただけで意味ないから」
「…あっそ」
「ごめんね、心配かけて」
「…」
だめだ、怒らせた
これは当分機嫌直んないだろうな…

祐ママの家についてスーを引き取りにきた
「こんばんは」
「あらしおちゃん、祐も遅かったのねー」
ティニーが真っ先に祐也に走り寄って飛びついてる
未だにこの子とは仲良く出来ないんだよねー
スーはちょこちょこ歩いてきて抱き上げるとすり寄ってきた
「スーいいこにしてた?」
「本当にスカルはしおちゃんに懐いてるわね。でも最近ティニーとも仲いいのよ?」
「本当ですか?ティニーちゃんもスーの可愛さにやられたのかな?」
「ふふ、寄って行くの?お茶出すわよ」
「いいよ。もう帰るから、また来るねー」
そう言って祐也はさっさと家から出てしまった
「あらあら喧嘩?」
「私が怒らせちゃって…ごめんなさい、また来ます」
「あの子ヤキモチ焼きだから気をつけて。明日ゆっくりお茶しましょ」
「はーい。おやすみなさい」

「祐、お待たせ。ティニーちゃんともっと遊んであげなくてよかったの?」
「うん、あしたも行くし」
「そう。スーは疲れたみたいで寝ちゃったよ」
「んー」
返事をしてくれるようになったからだいぶ落ち着いたみたい
ふぅとため息をついて寄りかかると、ちらっと横目で祐也が見てきた
「今日はなんのお仕事だったの?」
「雑誌の撮影」
「ふーん楽しかった?」
「楽しいよ。みんな一緒だったしね」
「よかったね。また発売したら買わなきゃね」
「いいのに買わなくて」
「祐ママに頼まれてるから1冊も2冊も一緒だよ」
「そんなことまでしなくていいのに。ありがとう」
「全然。一緒に見ながらきゃーきゃー言うの楽しいよ?」
「その光景絶対見たくない」
「えー楽しいのに。祐ママの方が盛り上がっていつも可愛いの」
「しおがそうやって褒めるからだよ」
「でもやっぱり親子だから顔が綺麗だよねー。祐もママ似で良かったね」
「そうだね、似てるってよく言われるね」

他愛もない話をしてる間に家についた
寝ているスーの専用のベッドに入れて一息つく
「祐、コーヒー飲むでしょ?」
「ん、いる」
二人分のコーヒーを持ってソファーに座る
「しおのは本当においしいよね。俺これがなきゃ一日が終われない」
「本当?嬉しいよ、ありがとう」
「…だからもし俺以外のやつに作るようなことしてたら俺、許さないよ?」
急に怖い顔で話し始めた祐也にビックリする

「そんなのするはずないでしょ?」
「でもさっきだってキスしてたじゃん」
「もーまたその話?」

私のこの言葉でカチンと来たのが心の中でわかった
「…ッふざけんな」
「ちょ、祐」
私を担いで寝室まで運び、ベッドに放り投げた
「いった」
「あんなの見せられて平気でいろっての?」
「…ごめ」
「しおは俺のこと、どう思ってんの?」


つづく…
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カテゴリ : 【ラブラブ小説
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