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見えないモノ 前編







本当に欲しいものは、死ぬものぐるいで奪いたい

たとえ、それが相手を傷つけても…



この先妄想小説となっています
ご理解のある方のみ、お進みくださいませ








今日は帰ってきた時から、珍しく不機嫌だった
最近仕事が忙しくて、サッカーに行けてないから負けた訳ではないだろう
なんて暢気なことを考えていて
…まさか自分が原因だなんて思ってもなかったの

「祐、お風呂は?」
「いい」
全然口を開こうとしないくせに、私が帰るのはNGらしい
しょうがなく携帯をいじってると、横から抜き取られてしまった
「ちょ、」
「むかつく」
…だから何に怒ってるのかさっぱりわからないんだけど

「しおって本当に浮気症」
「はぁ?」
そこからまた黙ってしまったからついイラついてしまった
祐には怒っちゃいけないのに
「…文句あるなら直接言ってよ!意味わかんないんだけど」
「わかんないなんて本当に重症。ってかどんな神経してんの」
冷たい視線で言われて、さすがに私も傷ついた
涙が出そうになるのを必死で止めて、睨みかえした
「なんで俺が悪者みたいになってんだよ」
「…帰る。もういい」
そういってコートを取りに寝室に入ったところでベッドに突き飛ばされた
「やッ」
「帰すと思ってんの?」
祐也が馬乗りになって上から怒った目で見つめられて
本当に意味がわからなく、涙がこぼれた
「も、意味わかんないってばぁ」
ポロポロ涙を流す私を見て、ようやく少し落ち着いたようだ
「…泣くんじゃねーよ」
「…」
「俺を悪者にすんじゃねーよ」
頭をかきむしって泣きそうな顔で見つめてくる祐をみて
ここで改めて事の重大さに気付いた

「ねぇ、なんなの?」
「…」
「祐、本当にわかんないの。お願いだから言って?」
「でも」
「祐を悲しませたのが私なら、それだけで苦しいよ」
そういうと顔を歪めて抱きついてきた
「ごめん、俺がしおを信じきれなくて」
「ん?」
「もっと気楽に聞ける話なのに、怖くなって」
「うん」
「しおに酷い事言ってるのわかってて、止められなくて」
「うん」
「本当にごめん」
ボロボロ涙を流す祐也に、よっぽど疲れてるんだろう
彼はたまに不安定なことがあるから

「祐、一緒にアイス食べる?」
祐の髪に指を通しながら遊んでいると、同じように私の髪を撫でてくれる
これが好きなんだ、って前に言ってたから
「…食べる」
「うん、半分個しよーね」
そういって抱きしめてた力を弱めると、アイドルとは思えないひっどい顔になっていた
「ぷっ何その顔」
「え?」
「祐って意外と泣き虫だよね?いつもは見せないのに」
「当たり前でしょ、男は泣くもんじゃないよ」
「ふふ、そうなの?」
「でもしおの前では何もないのに涙が出そうになる」
「え、なんで?」
「好きすぎてどうしようもなくて、たぶん幸せすぎて不安なの」
その言葉を聞いて、私が泣きそうになった
「…ふーん」
そういって顔を逸らしたのに、きっと泣いてるのはバレバレなんだろうな
その証拠に祐が後ろから抱きしめてくれてるから
…これは私が前好きだって言ったんだよね
ふふ、覚えてたんだ
それだけで十分だった。祐が何かに不安のと同じくらい私だって不安だ
でも、それでも離れられないのは、お互いが想い合ってるだって信じてもいいよね?

「アイスだよー」
アイスとスプーンひとつを持ってソファーに行くと
スカルと楽しそうに遊んでいた
「ねースカル。しおったらお風呂未だに照れるんだよ?」
「クーン」
「ちょ、スーに何教えてんのよ!」
「だってスカルが教えてって言ったんだもん」
そういってスーを使って私の機嫌を取ろうなんて見え見えだ
「はいはい、ほらあーん」
それに乗っかってあげないと、祐と付き合っていくのは永遠に無理だ
「あーん」
美味しそうに食べる祐にこっとまで頬が緩む
まったく世話が焼ける王子様
…それに結局何が原因で怒っていたのかわからないまま

「しーお寝よう」
ソファーでいちゃつき飽きた祐は眠くなったみたい
「んーわかった。スーをゲージに入れたら行くから」
って言ったのにまったく聞かない祐は後ろから抱きしめたまま動こうとしない
…どうすればいいのよ
たまにわけわかんないことするから、手に負えない
そのままの体勢でスーを寝かしつけると
「しお終わった?」
「うん、終わったよ。お待たせ」
「じゃあ早くいこ」
急かすように寝室に入ると、思いっきりベッドに引っ張り込まれる
「ちょ、祐」
「いいから」
何をそんなに急いでるの?
ぎゅっと抱きしめられると、そのまま動こうとしない
「どうしたの?」
「…」
「祐?」
喋ろうとしないし、困ったもんだ
祐の髪を撫でて待ってるとやっと口を開いた
「しお?」
「ん?」
「…本当に俺だけのしおだよね?」
「そうだよ」
「じゃあなんでどっか行こうとすんの?」
さっきよりも柔らかく、でも強い意志が混ざって決してふざけた声じゃなかった
「…どこにも行かないよ」
「嘘。絶対どっか行っちゃうよ」
「行かないよ。祐は行って欲しいの?」
「欲しくない」
「祐がどっか行けっていっても、絶対行かないよ」
ふふっと笑ってほっぺにちゅっとすると、やっと顔が和らいだ
「しおは…」
「ん?」
「なんでもない。もう寝よっか」
ポンポンと頭を撫でられて眠るように促された
まるで何も聞くなと言うように…

朝起きると、もう祐はいなくて冷たい空間だけが漂っていた
「祐?」
いるはずがないってわかっているのに、声が出てしまう
…そう、いつだって暗闇
祐也がいなければ輝くことなんてないんだから
私から離れるなんて、一生ないのに

その日、祐也は帰ってこなかった


帰ってこないことにどう受け止めればいいのかも
自分が思いのほか冷静なのも
これからどうしたいのかも、まったくわからなかった

祐が変なのはわかっていたのに、なんでちゃんと聞いてあげなかったんだろう
どうして大丈夫、なんて確証もないこと思ってしまったんだろう
本当はとても繊細な人なのに…

ちゃんと待ってるから
祐のこと、信じてまってるから
だからもう一度、私を愛して…


つづく
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カテゴリ : 【ラブラブ小説
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